アンティークから手工芸品まで、日々の暮らしを彩るインテリア+アウトドアの道具を集めました。

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No.019  2012.04.06

平日はパリの東の蚤の市へ

パリで買付けをする時、私たちが平日に訪れる場所があります。それはパリ市内の東側に位置する‘モントルイユの蚤の市’と‘アリーグル市場’。
週末だけなく月曜日も開催されているモントルイユの蚤の市は、月曜日の朝一番に。月曜日を除いて毎日開いているアリーグル市場は、平日の午前中に。週末以外でも開催されているこの2つの蚤の市は、気軽な気持ちで行けるので、何気に私たちのお気に入りスポットです。

モントルイユの蚤の市は、メトロ9番線 ‘Porte de Montreuil’ から5分程歩いた高速道路沿いの一帯で開催されています。駅から蚤の市の間にも、衣服や電化製品などを売っている露店のようなものが立ち並び、中心部とは違う独特な雰囲気が漂うこの辺り。パリの三大蚤の市の1つですが、クリニャンクールともヴァンヴとも全く違う空気感です。売られているアンティークも、どちらかと言うと男性向けの道具ばかり。陳列もごちゃ混ぜなお店が多いので、正に掘り出し物を探し出さなければなりません。そんな中でも根気よく探し続けると、私たちにフィットするキッチンウェアがきちんと見つかったりします。アルミやステンレス製のちょっと無骨なアイテム、こういったキッチンウェアはここモントルイユで買ったモノも多いです。

男心をくすぐる道具が溢れている一方、それ以外にも安い衣服や電化製品、バッタもんなどを叩き売りしているのがモントルイユの大きな特徴。良い意味でも悪い意味でも、安売市といった要素が強い蚤の市でもあります。会場中、おじさん達の競りのような声が響き渡っているので、アメ横などの雰囲気と近いものがあるかもしれません。いつも私たちはその辺りをじっくり見ずに通り過ぎてしまうのですが、たまにハッとするようなディスプレイがあったり!アーチ状に吊るされたレギンスのディスプレイ、芸術的で思わず写真を撮ってしまいました。...ですが、基本的には『広大な会場なので自分の見たいエリアだけをじっくりと見る』これがモントルイユでの私たちの歩き方です。

続いて、ほぼ毎日開催されているアリーグル市場。
メトロの駅では8番線の‘Ledru Rollin’からが近いのですが、私たちはいつもお隣の‘Bastille’から歩いて行きます。何故なら、バスティーユ広場の7月革命記念柱が好きだから。そびえ立つ記念柱と青空の対比はいつ見ても綺麗過ぎて、つい立ち止まり見上げてしまいます。その景色を見ながらお散歩気分で向かうのが、私たちのお決まりのパターンです。

アリーグル市場は、‘Marché Couvert BEAUVAU’という建物内の常設市場と青空マーケットで食料品を売っているだけでなく、すぐ脇の広場で蚤の市も開催されている珍しい市場です。
色とりどりの野菜や果物が並ぶパリの青空マーケット、この光景も大好きなパリのシーンの1つ。いつも肝心な蚤の市を見る前に、こちらを物色してしまう私たち。ヨーロッパでしか見ることのできない野菜、その野菜や果物の色味に目が釘付けになってしまいます。

一通り満足したところで、ようやく蚤の市が開催されている広場へ。
小規模ではありますが、道具系だけでなく本や布ものなど幅広いジャンルのアンティーク品が揃った蚤の市です。特にシルバー類やテーブルウェアは物量も豊富!しかし、コンディションがいまいちなモノも多いので、よく吟味しなければいけません。そういった意味では、メンテナンスすれば使えるかどうか考えながら判断を強いられる場面もしばしば。ただ、その分お手頃なプライスのモノも多いので、私たちは迷ったら購入するようにしています。
色々見て、脚部がブラウン色のグラスやコッパー製のポットなどをこちらで購入。ディーラーのおじさん二人、仲良く話しながら梱包してくれました。

アリーグル市場は、ディーラーさん同士も仲が良く、談話している光景をよく見かけます。やはり毎日開催されているからでしょうか。そんなことも関係しているのか、この蚤の市会場である小広場は、いつ行っても穏やかな空気が漂っている気がします。我先にと物欲がぶつかり合うような雰囲気が全くなく、蚤の市では珍しいのほほんとした温度感があるのです。
パリ市民の生活の一部のような蚤の市。青果市と合わさっていることもあり、アリーグル市場はそんな場所なのかもしれません。蚤の市の雑踏感が苦手な方、モノが多いと何を見ればわからなくなる方などにもオススメできるとっておきの場所だと思います。中心部に位置し、平日も開催されているので、アンティークに興味がない方でも是非!

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