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No.021  2012.05.23

クラシックな街並を歩くベルギーの蚤の市散策

ヨーロッパに行けば行く程、いつもため息がでる位羨ましいことは多国間の距離! 『ちょっとした時間・ちょっとした金額で、様々な国に行くことができる』この事実は、島国に住む私たち日本人にとって地続きの地域ならではの魅力ではないでしょうか。 せっかくヨーロッパまで行ったのだからと、私たちもパリへ行った際、すぐお隣のベルギーへ足を運んでみました。

まだ陽が昇っていない早朝の Gare du Nord(北駅)。ぼんやりと外灯が赤く光る構内はとても幻想的な景色で、名作映画の1シーンを思い出させます。いつ来てもここから何かが始まるような空気感に満ちていて、北駅は個人的にも大好きな場所の1つ。そんな北駅のパワーもプラスされて、ベルギーへの期待感が高まります。 ホームに停まっている赤い高速列車・タリスに乗り込み、1時間半ほどの小旅行。違う国のはずなのに、まるで国内旅行のような近さに驚くばかりです。

列車がベルギーに近づくにつれ、だんだん夜が明けてきました。窓から見える景色は、どこまでも広がっていく大草原。たまに、その中にぽつんと可愛らしい一軒家が現れたり。日本の田舎とはまた一味違うのどかな風景が続きます。
景色を楽しんでいると、あっと間にベルギーの首都・ブリュッセルに到着しました。街の雰囲気はほとんどフランスと変わらないだろうと予想していたら、クラシックとレトロが融合したようなまたパリとは違うトーンの構内。こんなちょっとの距離しか離れていないのに、ヨーロッパの国にはきちんと各々のカラーがあることを再認識!このベルギーの奥ゆかしい雰囲気、私は気に入りました。
ベルギーは素晴らしいことに、とても小さい国なのでちょっとの移動で色々な都市に行くことができます。そこで、私たちは東フランドル地方の中心都市・ゲントへも足を延ばしました。

ブリュッセル南駅から電車に乗り約40分でゲントに到着。未だ中世の面影を残す美しい街です。列車が停まる駅と中心部が離れているので、中心部へはトラムで移動します。
このゲントという街の名所は、レイエ川を挟んだ‘グラスレイ’と‘コーレンレイ’と呼ばれる岸に建ち並ぶギルドハウス。当時の商人達の富と力の象徴であったその家々から、生き残った中世を感じずにはいられません。ギルドハウスとそれを映し出した澄んだ川の様子は絶景!正に息を飲むような美しさです。

そんな美しい景色が魅力的なゲントの街ですが、もちろん蚤の市も開催されています。その会場は、絶景ポイントから5分ほど歩いた聖ヤコブ教会のふもと・金曜広場。名前の通り、金曜日の午前中に開催されています。
街を観光しながら向かったので、着いた時には既に大賑わい。出店数も多く、なかなかの規模でした。内容はアンティークディーラーと個人のフリーマーケットが半々といった感じなので、色々なアイテムを一度に見ることができ効率的。一通り見終えて、背の高い水筒型の魔法瓶や真鍮のカトラリーなどを購入しました。すぐお隣では、生鮮市・衣料品市も開催されていましたよ。素晴らしい中世の景色に活気ある蚤の市、想像以上に楽しめたゲントの街!大好きになってしまいました。

名残惜しくもゲントからブリュッセルに戻り、今度は一番有名なジュ・ド・バル広場の蚤の市へ。ここは毎日開催されているという珍しい蚤の市です。石畳の大きな広場に所狭しと並べられた商品たち。目を通すだけで大変そう!気合いを入れ直して端から見て回ることにしました。
毎日開催しているからか、ここの蚤の市は地面の上に敷物をひいて陳列しているお店がほとんど。よく考えると、なかなか見かけないスタイルかもしれません。そのせいもあって、コンディションがいまひとつ。グラスなど繊細なものは平気で欠けていたりするので、使えるかどうか吟味しながら見て行く必要があります。そんな中、どうにかこうにかアウトドアにはもってこいのアルミ製グッズを数点見つけることができました。

ジュ・ド・バル広場の嬉しい点は、蚤の市が14時で終わっても、広場近辺にアンティーク屋さんが軒を連ねているところ。蚤の市を見終わってからは、のんびりと中心部へ続くそのアンティーク通りを物色するのがオススメのコースです。目を見張るようなディスプレイのお店、なかなかセンスの良いセレクトをしているお店、家具の歴史がわかるような巨大なアンティークモールなど、どの店舗もクオリティが高く、時間をかけてまわっても全然飽きません。さすがにお隣だけあって、フランスのブロカントものもチラホラ置いてあり、いくつかのアイテムはこのアンティーク通りで手に入れました。
お買い物をしながらたまに横道を見ると、石畳の綺麗な坂道が続いていたり、通りの空にはクラシックな飾りが吊るされていたり、ゲントまではいかないまでも、ブリュッセルもおとぎの国のような美しい街です。ベルギーでのアンティークハントは、是非クラシックな街並散策とご一緒に。

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