アンティークから手工芸品まで、日々の暮らしを彩るインテリア+アウトドアの道具を集めました。

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No.025  2013.05.22

ヴィンテージ愛好家が集うロンドンのマーケット

フランスと同じ位、もしくはそれ以上のアンティークのメッカであるイギリスに、3回目の買付けにしてやっと長く滞在することができた HAY hutte。
イギリスでは、ロンドン市内にマーケットがあるだけでなく、各地方都市で盛んに大規模なアンティークフェアが行われています。平日週末問わず開催されているので、滞在中可能な限り色々な方面へ脚を延ばしてみましたが、噂通り確かにイギリスのアンティークマーケットは素晴らしい!
今回は、その小手慣らしとして、一番始めに行ったロンドン近郊のマーケットの様子をお届けします。

ある平日、まだ街が寝静まっている朝5時に、ロンドン郊外で行われているマーケットに行くため出発。
早朝過ぎて、通りに出ても人っ子一人いません。でも、空は雲1つない快晴!絶好のマーケット日和になりそうです。
向かう先はロンドンの中心より南西部にある競馬場で、Waterloo Station から South West 鉄道に乗って行きます。
この日初めて訪れた Waterloo Station 、その立派な石堀りのエントランスにしばらく感動。朝日に照らされ、神々しくさえ感じました!まだ6時にもなっていない駅の構内は人もまばらでしたが、開いていたコーヒースタンドでホットコーヒーを買い、ちょっと一息。コーヒーを飲みながら、『今日のマーケットはバイヤーさんが多いだろうから、良いものを探せるように頑張ろう!』と気合いを入れ直して、ホームに停まっていたイギリスらしいカラフルな鉄道に乗り込みました。
鉄道が発車し、45分経ったところで目的地に到着。

マーケットの会場が競馬場であるだけに、入るとすぐに馬の像がお出迎えしてくれます。芝もキレイに手入れされ、とても良いロケーション。
マーケット自体は6時半からだったので、私たちが着いた頃にはもう始まっていました。お客さんも既に沢山いて、バイヤーさんだけなく一般の方もかなり来場している様子。イギリスのヴィンテージフリークに人気のマーケットなのでしょう。 私たちの期待度も高まります。
順を追って見て行くと、中にはまだ準備中のディーラーさんもいて、大急ぎで品出し中。出しているそばから、それを手に取り、あれこれ聞く人達...容赦ありません。その雰囲気に、買う側の真剣さも見て取れます。私も頑張らねばと思い、その輪の中に加わり、出てきたばかりのアイテムをいくつか購入してみました。うかうかしていると他の人に買われてしまいそうで、咄嗟の判断力が発揮されたようです。我ながらビックリ!

入口付近でさえ見切れないほどのボリュームなのに、ちょっと奥に進むと、マーケットは更に奥まで果てしなく続いていました!この規模のマーケットに来たことがなかった私たちにとって、イギリスのアンティーク市場の凄さが植え付けられる景色だったように思います。全て見切れるのかな...と心配になりましたが、一軒一軒見て行くほかないので、手前から見えない先端を目指し進んで行くことにしました。
屋外のエリアでは、雑貨のみならず家具、ラグ、照明など小さいものから大きいものまで並んでいて、アイテムのバリエーションが本当に豊富!また一見同じようなアイテムを扱っているように見えても、実はディーラーさんごとのカラーがきちんとあるので、見ていて飽きません。
そんな中見つけた、雑貨系メインのディーラーさん。お隣であるフランスのものを多く扱っていて、オールドルクルーゼやTRIOMPHEのガラスジャーが沢山店頭に並んでいます。フランスでもあまり探し出せないアイテムばかりで大興奮!まとめて色々購入したら、素敵な女性のオーナーさんが気前良くプライスダウンしてくれました。

奥に進むにつれ、家具など大きいものを扱うディーラーが若干多くなってきます。今まで何度も思ったことですが、この大量の家具を目の前にして、やっぱり思いました。家具の買付けができたら、どんなに楽しいかと!叶わない想いはぐっとこらえ、特注家具のデザインに生かせるものをひたすらウォッチングしてから通り過ぎようとした時、おもしろい折畳みイスを発見!二人してあーだこーだ言っていると、にやにやしながらオーナーさんが歩み寄ってきて、組み立て方を教えてくれました。よく見てみると、こちらのディーラーさんはアウトドアに適した折畳みできるような家具もいくつか扱っていて大当り!折り畳み式の家具であれば、コンセプトにも合っているし、持って帰ることができます。新品のタイプよりも味が出た古いフィッシングスツールを見つけて、迷わず購入しました。
少し先には、動物の剥製が!心なしか、普通の剥製よりも可愛げがあるこの子達。このマーケットは本当に色々なものが売られています。お昼が近づいて来ると、ディーラーさん達も休憩モード。みんな輪を作って談笑していました。

ようやく長い道のりの先端に辿り着き、ここから折り返し。朝に比べ、お日様もカンカン照りです。戻る道にはシルバー類など細かいものを売っているディーラーが沢山いましたが、暑さのため集中力も切れてきたので、屋内のマーケットを見ることにしました。屋内も小さな雑貨が密集していて、なかなかのボリューム。主にクラシックテイストの食器やアクセサリーが多かったように思います。そんな中、可愛らしい生活の道具を販売している80歳位のお婆さんに出会いました。私たちが質問すると、とても丁寧に教えてくれたお婆さん。こんなご高齢のディーラーさんがいるのもイギリスならではな気がして、印象深かったです。味が出た素敵なハンディブラシやデッドストックのランドリークリップを手に入れることができました。

そんなこんなで滞在時間約5時間!随分と堪能できたマーケットでした。
「イギリスにはまだまだこんなに素敵なアンティークがあるんだ!」
「そして、こんなにアンティーク好きな人達が沢山いるんだ!」
一仕事終えた達成感もあり、新たな体験による発見もあり、逆になんだかワクワクしてしまった帰り道でした。

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